香港(CNN) 中國北西部・甘粛省の警察が、生成AI(人工知能)「チャットGPT」で作成した偽ニュースをネットで拡散させたとして、男を拘束した。整合直播app國営メディアはチャットGPTに関連した同國初の刑事事件として伝えている。 甘粛省の警察の7日の発表によると、容疑者の男はチャットGPTを使って列車の衝突に関する偽ニュースを捏造(ねつぞう)し、金目當てでネットに投稿したとされる。この記事はおよそ1萬5000回閲覧された。 チャットGPTは中國で禁止されているが、インターネットの仮想プライベートネットワーク(VPN)を使えば利用できる。整合直播app 中國では2011年に浙江省溫州市で40人の死者を出した高速鉄道の衝突事故以來、列車衝突はデリケートな問題となっている。當時當局は、國営メディアがタイムリーな報道をしなかった理由について説明を迫られた。 甘粛省當局によると、容疑者の男は5日に広東省南部の東莞市で事情聴取を受けた。 甘粛省の警察は同容疑者について「最新技術を使って虛偽情報を捏造し、インターネットで拡散させた」と述べ、「けんかを売ったりトラブルを巻き起こしたりするのに等しい行為」としている。 警察によると、今年1月に中國のサイバースペース管理局がディープフェイクを取り締まる新規製を製定して以來、甘粛省で逮捕者が出たのは初めて。國営放送CGTNは、チャットGPTで偽ニュースを捏造して拡散させた疑いで容疑者が逮捕されたのは中國で初めてだったと伝えている。 |